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2007'05.22.Tue.23.40
何だか最近全然ブログが書けてない!
それもこれも、全ては部活のサイトを作っていたからです。一週間であんなにちゃんとしたサイト作ったの初めてでした。自分のサイトよりも力入れました。頑張ったぞ自分っ。

さて、数日分にも及ぶ近況報告したいと思います。

まず、歌舞伎観てきたんでしたよね、歌舞伎。
初めての歌舞伎座でドッキドキで、何度もグルグルとお土産ゾーンの辺りをウロウロしていたら、3階のおせんべい屋さんからおせんべいもらいました。美味でした。
途中人形焼とたい焼きも購入して、すごく大満足でした。お昼は適当にカツサンド買ったんですけど、ちゃんとしたお弁当もあったので、そっちを買えばよかったかしら~と買った後にちょっとだけそう思いました。
で、食べ物のことはこれくらいにして(笑)本題。
やはり、イヤホンガイドは正解でした。少しくらい目を離しても、ちゃんと説明してくれるし、東側の席で上手が見えない部分があったのですが、そこもちゃんと何をしているのか言ってくれるので、分かりやすかったです。

演目は『泥棒と若殿』『勧進帳』『与話情浮名横櫛』『女伊達』でした。
いやー、すごくいい演目だったと思いますよ。歌舞伎初体験だったので何も詳しいことは分かりませんが、飽きずに観れたと思います。
『泥棒と若殿』は、いきなり普通の時代劇のように始まったので、正直驚きました。歌舞伎ってもっと難しくて分かりにくいものだと思っていたのに!
ふつーに喋ってふつーに動いて、テレビの時代劇観てるみたいでした。
これって、新しい台本なんですかね。
ギャグも取り入れられて、初心者にはすごくとっつきやすかったです。

『勧進帳』は、以前から授業でも少し映像を観たことがあって、歌舞伎といえば勧進帳!みたいな感じで自分の頭の中でイメージを作り上げていたのですが、思ったよりも…単調でした。
いや、派手だとは思ったのですが、どうにも言葉が分からなくて、途中ウトウトしたとかしなかったとか…ああ、ごめんなさい。
だって、普通に話せば10分もかからないだろうって話を、ずーっとグダグダと話している弁慶が退屈で…これぞ歌舞伎!って感じはしたのですが、どうにも前日は映画を観て帰るのが遅かった私には、きつい部分もありました。
どうやら、今の歌舞伎って昔の歌舞伎よりも大分喋りが長ったらしくなっているらしいです。昔はもっと違う喋り方をしていたのに、いつのまにか間延びしてあんな言い方になったそうな。と、授業で習ったような気がします。
いやでも、最後の場面が見れただけでも、嬉しかったですよ。
東側の席だったので、花道が何にも邪魔されずに観えて、すごくよかったです。オペラグラスを持参して、覗き込んでました。

『与話情浮名横櫛』は、とにかく良かった!一番面白かったです。
海老蔵の与三郎と菊之助のお富が美男美女で、見ているだけで目の保養になりました。
女形の芝居を初めて観たのですが、あんなにも色っぽいものなのですね!一気に菊之助ファンです。
ゆったりと「~だわいなぁ」と喋る口調に、うっとりと聞きほれてしまいました。
それから海老蔵の与三郎!何か、最初のお坊ちゃまな与三郎が妙に似合っていて面白かったです。普段はごついイメージのある海老蔵さんですが、こうして仕草を変えるだけで、こんなにもナヨナヨとしたお坊ちゃまになれてしまうとは…すごいです、歌舞伎役者。
個人的には、切られてからの与三郎よりも、前半の与三郎の方が好きでした。
一番笑ったのは、お富が白粉を顔に塗ってあげている場面で、どこの白粉ですかと聞かれて、「これは資生堂ですのよ」とさらりと言ってたところかな。
男の人が女性を演じると、どうしてこうもサラリとおもしろいギャグが言えてしまうんだろう。ずるいです。

『女伊達』は、どっちかっていうと、ダンスショーのような。宝塚でも最後にこういうのあったような。
クルリととんぼ返り(っていうんですか)をする若い人たちをテレビの歌舞伎養成所特集などで見たことがあったので、少しときめきました。まずはあれができないといけないから、ひたすら砂場で練習するんですよね。
煌びやかで、目にも楽しいお芝居でした。

こんな感じの、初歌舞伎でした。いやー、楽しかった楽しかった。
今度は、NINAGAWA十二夜狙います。

さて、そして昨日は、また舞台のチケットが当たったので、帰ってきたゑびす『雨がやんだら』を下北まで観にいってきました。
不思議な舞台だった。
ずっと雨が降ってて、終わってからもいつまでも耳の奥に雨の音が溜まってました。
舞台は雨の降り続く日本のどこかの街。至る所で土砂災害が発生して、学校は休校、人々は非難を考えだしているところ。
そんな中、一つの一家を中心とした、人々の雨という閉鎖された空間の中での動きを抽象的に描いていました。
こんなにも肩がこった舞台、久しぶりです。展開が全然読めなくて、ずっと緊張して、力を込めたまま観てました。
大きな劇場では出来ないお芝居だな、と感じました。小劇場だからこそ、繊細な演技も楽しめる。そこが、小さな劇場のいいところですよね。
それにしても、水って怖い。無くては生きていけないけど、ありすぎたらそれこそ死んでしまうんですよね。生と死を司ってるなんて。今まで気付かなかった。
特殊な空間を作り上げていたので、役者の演技は比較的安定していて、とても安心して観れました。ハラハラしないのが、舞台を楽しめる一番の秘訣だと思います。
とにかく、不思議な空間だったなぁ。
この前の『東京ノート』も不思議だったけど、これも相当不思議だった。
脚本を書いた人の頭の中を覗いてみたいと思いました。
明るくない話なんだけど、妙な明るさがあって、それは何だかロウソクの炎のような明るさでした。ユラユラと揺らめきながら消えかかりそうになりながらも辺りを照らして、でもその光は充分じゃなくてやっぱり辺りは薄暗くて、みたいな。
死者が集うシーンで、真っ暗な中、口に含んだ灯りだけが歯の隙間からこぼれて、奇妙な表情を作り出していた場面が、とても印象的です。
タダで観た割には、すごく楽しかった。いやむしろ、これはお金出しても観たいと思いました。


こんな放置していたブログなのに、拍手頂けていてすごく嬉しいです!
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15日8時の方 拍手ありがとうございましたv
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