忍者ブログ
2025'06.23.Mon.17.56
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2006'06.26.Mon.01.57
何だか眠れなくて、用もないのにずっとパソコンの前にいました。

そして、先の日記にも書いたけど、青木ヴィアンカが気になったので、ふらりと遺る★の公式サイトへ。
今まで、彼の歌って実は聴いたことがなかったのです。
私は、青木さんを役者青木隆敏としか知らなくて、可愛いとか素敵とか、きゃあきゃあ騒いでいたけれど、どんな人なのだろうと、単純に興味がわいて、歌を聴いてみることにしました。

聴いて、アタシは思わず

泣きました。

曲と声があまりにも透明で、心にグサグサと突き刺さってきて、すごく苦しかったです。
詩を読みながら聴いたのだけれど、とてもストレートな詩ばかりで、すごくすごく苦しかったです。
でも、泣いてしまったのは、苦しかったからではないと思う。
何か分からない感情が一気に押し寄せてきて、知らないうちにアタシはパソコンのスピーカーを耳に押し当てて聞いてました。…真夜中だしね、音量小さかったので。
そして、たくさんのことを思い出しました。
彼の曲を聴いて、アタシはある、高校のときの友人のことを思い出した。

彼女とは、ずっと同じクラスだったのだけれど、ずっとあまり仲良くなれなくて、初めて親しく話したのが、高3の…ちょうど今くらいの季節だったかな。
そうだ、一年前、私の高校は7月に学校祭があるので、それに向けて一緒に練習したのがきっかけでした。
最初は会話もぎこちなかったけど、そのうち、学校祭も終わり、夏休みが来て、アタシたちは受験生にならなければならない時期にさしかかった頃くらいから、少しずつ少しずつ、話すようになっていきました。
お互いの趣味とか、お互いの家族のこととか、彼女の恋の話とか。
私はその時、同じクラスの人が好きだったので、最後までひたすらアタシ自身の恋の話は避けていましたけど。
それから、悩みを聞くようになって、秋が終わった頃から、益々親しくなったのを覚えています。
私の通っていた高校は、大学に進学する人がとても少なかったので、自然と進学する人同士が仲良くなって、放課後ずっと残って勉強したり、話したりしてたのです。
もちろん、私にも彼女にも、それぞれ他に親しい友達はいて、話はするものの、ずっと「クラスメイト」だったのですが、秋の終わりくらいから本格的に受験モードになって、アタシたちは、どんどんと親しくなっていきました。
その頃からだったかな、彼女の引越しの関係で、一緒に登校するようになり、毎日のように、彼女の恋の相談をしてたな。
そして、冬の初めのある日、私は彼女から、腕にある細い傷についての相談を受けました。
放課後の廊下、マフラーをまきながら、彼女は今まで言えなかったことを、私に言ってくれました。
辛いことがあったときは、どうしても切らずにはいられないこと、それでも耐えられなくて、時々、睡眠薬をたくさん飲んでしまうこと。
私は何て言っていいか悩んだけれど、とにかく嗜めることしかできずに、とにかくアタシのために切るのは止めて。眠れないのなら真夜中でもいいからアタシに電話してきなさい。睡眠薬を飲みたくなったらアタシの顔を思い出して、と、偉そうなことをいった記憶があります。
すごく優しい子だったけれど、すごく脆くて、すごく敏感な子でした。
きっと、優しいからこそ、周りのことに目がいきすぎて、些細なことでも感じ取ってしまったのじゃないかなと思います。
いつも人のことばかり心配している子だったので、常に好きな人のことを考えていて、常にその人のことを心配しているような子でした。
私はその後も彼女から「昨日も切っちゃった」と聞くたびに心が痛かったけど、何を言っていいか分からず、卒業するまで、彼女を少しでも救えたのかどうかすら分かりませんでした。

そんな彼女から、先日、新しい彼も出来て、大学生活は楽しいよ、とメールが来ました。
けれども、まだ自分の全てを分かってもらえる人は見つからない、さおりだけだよ、と書いてあって、不謹慎なようですが、本当に本当に嬉しかったです。

最後まで、アタシの恋の話、嘘をついててごめんね。
そして、アタシが悩みを打ち明けることはあまりなかったよね。
それは、あなたを信じていなかったからじゃなくて、私はただ、あなたを余計なことで悩ませなくなかったんだよ。
だけど、逆にそれが、もしかしたらあなたを不安にさせていたのかもしれないと思うと、今でも少し胸が痛みます。

青木さんの、いえ、遺る★の曲を聴き、私は彼女のことを思い出しました。
彼の曲と、彼女の悩みが、重なっているように思えたからです。
すごく暗いテイストなのに、彼の高く澄んだ声に、私は胸を打たれました。
役者青木隆敏の側面だけを見ているだけでは分からない、深い深い彼の想いが、どっとアタシの中に押し寄せてきたような気がして、涙が止まりませんでした。

トーマの会場で、CD買えばよかったな。
7月2日は、今のところ予定はあいているので、場所が理解できればライブに行ってみようと思います。
…極度の方向音痴なので、神奈川の地理に詳しい人を従えてのことになると思いますが。

ただいま、夜中の2時。
そういえば、私のトーマ初日にもぎってくれたのは青木さんだったな、とふと思い出しながら、もう一度視聴して、それから眠ろうと思います。
おやすみなさい。
PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[21] [20] [19] [18] [17] [16] [15] [14] [13] [12] [11
«  BackHOME : Next »
プロフィール
HN:
さおり
HP:
性別:
女性
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
アクセス解析

Powered by Ninja.blog * TemplateDesign by TMP

忍者ブログ[PR]