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2007'05.11.Fri.21.20
何だか、どんだけ東京好きなのさって感じの昨日今日の日記のタイトルですが
10日19:30~
青年団の『東京ノート』観てきました。
作・演出は平田オリザさんです。


今まで、名前は聞いたことがあっても、観る機会がなかった平田オリザさんの舞台。
どんなものだろうと思っていたら、ちょうど演劇学の授業で先生が紹介してくれまして、しかも何と割引チケットで、1500円!安い!(どうやら先生のポケットマネーで割引分は賄ったらしい)ってことで、意気揚々と観にいってきました。

凄く変わった舞台。
舞台じゃないのに、舞台。舞台なのに、舞台じゃない。舞台のような舞台。舞台じゃないような舞台。
どう表現したらいいのか分からないほど、不思議な空間でした。
一本の線がくっついたり離れたり、絡まりあったりするのが、見えた気がしました。

とある美術館。
人々が集まって話して、通り過ぎていくロビー。
そこにいる人々は、それぞれが話したり考えあったりしているだけなのですが、それがふと縺れ合うとき、なんとも不思議な感覚が辺りを包みました。
人々がそれぞれの事情を抱え、互いにいろんなことを考えながら、つらつらと話していく。ただそれだけの舞台。

結局、結論は何だったんだろう。

確かに目の前で繰り広げられている空間は現実世界とは違う空間なのに、何故かそのまま自然とそこに溶け込めてしまう。
けれどもそれと同時に、頭が無意識にどこかものすごく遠くの映像を見ているかのような感覚をも持ってしまう。
近いのに遠い。遠いのに近い。
ただただ台詞だけが流れていく中、淡々と続いていく舞台は、それ自身が一つの絵画のようでした。

右上の液晶パネルにフランス語の字幕が出ていました。それが妙に気になってしまって、ちらちらとそちらにも目を向けていたら、日本語を先取りして字幕が出ていて、おっと読んでしまったって場面が何度もありました。
一年間のフランス語の授業で、あれくらいの日常会話ならわかるようになっていた自分に気付いて、少し感動した次第です。

美術館に行きたくなりました。
東京の大きくてキレイな美術館もいいけど、鳥取の古くて少し薄暗い美術館に行きたいなぁ。
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