2007'07.10.Tue.21.02
英文学講義の課題のため、図書館でエズラ・パウンドについて調べてました。
「4月」という詩についての言及をしようと思いまして。
この詩、ギリシア神話のデュオニュソス、つまりローマ神話で言うところのバッカスの伝説が深く関係しているそうで。
バッカスといえば、生粋の萩尾っ子の私は、あのメガネで大柄な彼を思い浮かべるわけですが、実はバッカスって美少年らしいですね。
小さい頃は女の子として育てられ、可愛かったそうな。
ブドウ酒の神というのは有名ですが、死と再生の神でもあり、演劇の神さまでもあるらしいです。
その伝説というのは、オウィディウスの『変身物語』の中に描かれている、ペンテウスの話です。
バッカスへの信仰が狂乱的に広まっていく町の王であるペンテウスは、バッカスを捕まえる。しかし、簡単に脱走してしまったバッカスの力で、信仰に染まったペンテウスの母や叔母を含む女たちが、ペンテウスの身体を引き裂いていく、という物語。
その最後の、引き裂かれる場面の描写がやけに生々しくて、電車の中で読んでいた私は、思わず声を出してしまいそうになったほど。美しいんだけど、リアルに想像できる描写です。
この「4月」という詩、とても残酷なのですが、とても美しいのです。
そのコントラストがとても綺麗。
機会があれば、是非。
「4月」という詩についての言及をしようと思いまして。
この詩、ギリシア神話のデュオニュソス、つまりローマ神話で言うところのバッカスの伝説が深く関係しているそうで。
バッカスといえば、生粋の萩尾っ子の私は、あのメガネで大柄な彼を思い浮かべるわけですが、実はバッカスって美少年らしいですね。
小さい頃は女の子として育てられ、可愛かったそうな。
ブドウ酒の神というのは有名ですが、死と再生の神でもあり、演劇の神さまでもあるらしいです。
その伝説というのは、オウィディウスの『変身物語』の中に描かれている、ペンテウスの話です。
バッカスへの信仰が狂乱的に広まっていく町の王であるペンテウスは、バッカスを捕まえる。しかし、簡単に脱走してしまったバッカスの力で、信仰に染まったペンテウスの母や叔母を含む女たちが、ペンテウスの身体を引き裂いていく、という物語。
その最後の、引き裂かれる場面の描写がやけに生々しくて、電車の中で読んでいた私は、思わず声を出してしまいそうになったほど。美しいんだけど、リアルに想像できる描写です。
この「4月」という詩、とても残酷なのですが、とても美しいのです。
そのコントラストがとても綺麗。
機会があれば、是非。
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