2007'07.01.Sun.01.05
こんばんは。夏休みを目の前にして、どこか海外旅行に行きたいさおりです。
今だに風邪のためなのかはよく分かりませんが、薬漬けの毎日です。
今日は両国のシアターXで「母アンナ・フィアリングとその子供たち」観てきました。
感想は折りたたみます。

元禄ニ八そば玉屋さんで食した天丼。
蕎麦は細めで、ごまだれとマッチしておいしかったです。
そういえば、「決闘」のお知らせがやってきましたね。
…………今回は辞退させていただきたく思っております。
いや、観にいく気満々だったんですが、旅行のためにお金を貯めなきゃならないので、今回は辞めときます。担当さんも出ないし。さようなら、東京芸術劇場。
っていうか、新人公演って本当に新人が出るのかと思ってたら、そうでもないんですね。やっぱりフレッシュさんたちはまだですよね。来年くらいにWHITEとかするのかなー。
とりあえず、12月が楽しみです。
…でも、12月はものすごく忙しい予感がするのですが、果たしてその頃劇場に通えるのでしょうかアタシ…。
20日1時の方 拍手ありがとうございましたv
20日11時の方 拍手ありがとうございましたv
22日15時の方 拍手ありがとうございましたv
23日1時の方 拍手ありがとうございましたv
24日7時の方 拍手ありがとうございましたv
25日0時の方 拍手ありがとうございましたv
25日13時の方 拍手ありがとうございましたv
26日20時の方 拍手ありがとうございましたv
今だに風邪のためなのかはよく分かりませんが、薬漬けの毎日です。
今日は両国のシアターXで「母アンナ・フィアリングとその子供たち」観てきました。
感想は折りたたみます。
元禄ニ八そば玉屋さんで食した天丼。
蕎麦は細めで、ごまだれとマッチしておいしかったです。
そういえば、「決闘」のお知らせがやってきましたね。
…………今回は辞退させていただきたく思っております。
いや、観にいく気満々だったんですが、旅行のためにお金を貯めなきゃならないので、今回は辞めときます。担当さんも出ないし。さようなら、東京芸術劇場。
っていうか、新人公演って本当に新人が出るのかと思ってたら、そうでもないんですね。やっぱりフレッシュさんたちはまだですよね。来年くらいにWHITEとかするのかなー。
とりあえず、12月が楽しみです。
…でも、12月はものすごく忙しい予感がするのですが、果たしてその頃劇場に通えるのでしょうかアタシ…。
20日1時の方 拍手ありがとうございましたv
20日11時の方 拍手ありがとうございましたv
22日15時の方 拍手ありがとうございましたv
23日1時の方 拍手ありがとうございましたv
24日7時の方 拍手ありがとうございましたv
25日0時の方 拍手ありがとうございましたv
25日13時の方 拍手ありがとうございましたv
26日20時の方 拍手ありがとうございましたv
観るまで、ブレヒトっていう名前は良く聞くけど、内容は全く知らず、何だか暗そうだなーという印象しか持っていませんでした。
そもそも、演劇学の先生が奨励した公演で、1000円という格安な値段で観れてしまうという、(本当は4000円。差額は先生のポケットマネーだそうで…)軽い気持ちで友達と、観にいってみるかー☆と行ってきた舞台でした。
確かに暗かった。扱うテーマはこの上なく暗いものでしたが、印象としては妙に明るかったです。暗いけど、明るかった。蛍光灯の光ではなく、ランプの光って感じの明るさでした。
所々にはさまれる歌が楽しくて、ずっと飽きずに観ることができたし。
アンナ役の方のハスキー・ボイスがすごくかっこよくて、聞いてて惚れ惚れしてました。あんなに思いっきり歌えたら、相当気持ちいいだろうなぁ。
音楽は、何とその場で生演奏でした。アコーディオンが素敵でした。楽器意外にも、身体全体を使って奏でる音楽が、会場全体に響いててすごく心地よかったです。
袖のない舞台で、待機している役者や音を奏でている役者、関係ないけどそこにいるだけの役者、ロープを引っ張ってる役者など、全部が丸見えでした。ちょっとLILIESを思い出した私です。袖がないって、いいですね。隠しているものが何もない気がして、全てを信じてその世界に入りやすくなるような気がします。
羽根やティッシュが散乱するシーンも、印象的でした。
ティッシュは、あれは雪を表現していたんだろうか…それとも、もっと他の意味があったのでしょうか。
そして何より気になったのは、鞄の存在。
ほとんどの小道具が鞄で、これはきっと何か意味があるぞ、と考えながら観ていたのですが、考えれば考えるほど答えは出てこないような気がしました。案外簡単な答えなのかもしれません。
最後に舞台一面に並べられた鞄が、まるで墓標のように見えて、その中を歩くアンナがまるで墓場を歩いているように見えました。でもまあ、まさに墓場という名の戦場を彼女は歩いて回り続けていくわけで、間違いではないとは思うのですが。
鞄って、不思議な存在ですよね。
私、鞄の中にはそれぞれの世界が存在していると思うのです。
個人個人の一番大切にしている鞄の中には、実は自分のいる世界が入っているんじゃないかと思ったりします。だから、いつまでも捨てられないのではないかと思ったり。
無数の鞄が出てくるこの舞台。
最初はたくさんロープに縛り付けてあった鞄が、最後一つだけになってしまったとき、何だか無性に切なかったです。
大切なものを失い続けて、とうとう自分ひとりだけになってしまった母。
誰よりも子供たちを愛していたのに、残ったのは車だけ。
何て無常な世の中なんだろう。それでも戦争がないと生きていけないなんて、と悲しく思いました。
もう一つ、たくさんの鞄を見て思ったこと。
妙に非現実的でした。
鞄を小道具として使うことにより、絵本を見ているようというか、ままごとを見ているようというか、妙にメルヘンでした。
ハイビスカスのシートも、いないはずの人が普通にいることも、あの空間では普通に納得できたのです。
ありえないことも、ありえる空気がありました。
明らかにボロボロな鞄ばかりの舞台なのに、そこが岩場に見えたり、荒れた林の小道に見えたり、戦場の駐屯所に見えたり、無意識のうちに見たことのない戦線を思い描いていました。
一番印象に残ったのは、アンナの娘役の方の演技。
すごく難しい役だと思うけど、ものすごくリアルでした。
いや、リアルというか、これはこれでしかない、というような、唯一の演技をされていたような。
最後の撃たれる前の太鼓を叩くシーンなんて、思わず呼吸をするのも忘れてしまうほど見入ってしまいました。
母の愛は強いなぁ、と改めて、自分の幸せを痛感した舞台でした。
やっぱり、私は平和がいいです
平和の下に生まれてきた自分がすごく幸せだと思う。
戦争でしか生きられないなんて悲しすぎると思います。
でも、戦争によって子供を失ったアンナは、戦争を正当化することでしか、子供たちの死を受け入れる術がなかったのかなぁ…。それとも、やはり最後は戦争を憎んで憎んで憎み続けて、子供たちの死を悔やんだのでしょうか。
なかなか考えさせられる舞台でした。
そもそも、演劇学の先生が奨励した公演で、1000円という格安な値段で観れてしまうという、(本当は4000円。差額は先生のポケットマネーだそうで…)軽い気持ちで友達と、観にいってみるかー☆と行ってきた舞台でした。
確かに暗かった。扱うテーマはこの上なく暗いものでしたが、印象としては妙に明るかったです。暗いけど、明るかった。蛍光灯の光ではなく、ランプの光って感じの明るさでした。
所々にはさまれる歌が楽しくて、ずっと飽きずに観ることができたし。
アンナ役の方のハスキー・ボイスがすごくかっこよくて、聞いてて惚れ惚れしてました。あんなに思いっきり歌えたら、相当気持ちいいだろうなぁ。
音楽は、何とその場で生演奏でした。アコーディオンが素敵でした。楽器意外にも、身体全体を使って奏でる音楽が、会場全体に響いててすごく心地よかったです。
袖のない舞台で、待機している役者や音を奏でている役者、関係ないけどそこにいるだけの役者、ロープを引っ張ってる役者など、全部が丸見えでした。ちょっとLILIESを思い出した私です。袖がないって、いいですね。隠しているものが何もない気がして、全てを信じてその世界に入りやすくなるような気がします。
羽根やティッシュが散乱するシーンも、印象的でした。
ティッシュは、あれは雪を表現していたんだろうか…それとも、もっと他の意味があったのでしょうか。
そして何より気になったのは、鞄の存在。
ほとんどの小道具が鞄で、これはきっと何か意味があるぞ、と考えながら観ていたのですが、考えれば考えるほど答えは出てこないような気がしました。案外簡単な答えなのかもしれません。
最後に舞台一面に並べられた鞄が、まるで墓標のように見えて、その中を歩くアンナがまるで墓場を歩いているように見えました。でもまあ、まさに墓場という名の戦場を彼女は歩いて回り続けていくわけで、間違いではないとは思うのですが。
鞄って、不思議な存在ですよね。
私、鞄の中にはそれぞれの世界が存在していると思うのです。
個人個人の一番大切にしている鞄の中には、実は自分のいる世界が入っているんじゃないかと思ったりします。だから、いつまでも捨てられないのではないかと思ったり。
無数の鞄が出てくるこの舞台。
最初はたくさんロープに縛り付けてあった鞄が、最後一つだけになってしまったとき、何だか無性に切なかったです。
大切なものを失い続けて、とうとう自分ひとりだけになってしまった母。
誰よりも子供たちを愛していたのに、残ったのは車だけ。
何て無常な世の中なんだろう。それでも戦争がないと生きていけないなんて、と悲しく思いました。
もう一つ、たくさんの鞄を見て思ったこと。
妙に非現実的でした。
鞄を小道具として使うことにより、絵本を見ているようというか、ままごとを見ているようというか、妙にメルヘンでした。
ハイビスカスのシートも、いないはずの人が普通にいることも、あの空間では普通に納得できたのです。
ありえないことも、ありえる空気がありました。
明らかにボロボロな鞄ばかりの舞台なのに、そこが岩場に見えたり、荒れた林の小道に見えたり、戦場の駐屯所に見えたり、無意識のうちに見たことのない戦線を思い描いていました。
一番印象に残ったのは、アンナの娘役の方の演技。
すごく難しい役だと思うけど、ものすごくリアルでした。
いや、リアルというか、これはこれでしかない、というような、唯一の演技をされていたような。
最後の撃たれる前の太鼓を叩くシーンなんて、思わず呼吸をするのも忘れてしまうほど見入ってしまいました。
母の愛は強いなぁ、と改めて、自分の幸せを痛感した舞台でした。
やっぱり、私は平和がいいです
平和の下に生まれてきた自分がすごく幸せだと思う。
戦争でしか生きられないなんて悲しすぎると思います。
でも、戦争によって子供を失ったアンナは、戦争を正当化することでしか、子供たちの死を受け入れる術がなかったのかなぁ…。それとも、やはり最後は戦争を憎んで憎んで憎み続けて、子供たちの死を悔やんだのでしょうか。
なかなか考えさせられる舞台でした。
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