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2008'12.06.Sat.23.23
昨日、『死の泉』観て来ました!


目が離せませんでした。


ようやく観れたっていう感動とか、小説への愛とか、いろいろなものが相まって泣きそうになりました。
思えば、初めて観た舞台では、少年役をしていた芳樹さんが、今はもうクラウス役を出来るようになってしまったんだなっていう感慨とか(笑)ストーリーや演出、舞台の出来関係なしにすでに感動させられてしまいました。

そう、案の定山本クラウスを中心に観てしまったわけなんですが。
最近、芳樹さんの演技の幅がさらに広がったように思います。客演し始めた辺りからかなぁ。
最初にキャストを見たときは、「え!クラウス!?」と驚いたのですが、実際観てみたら、すんなりと山本クラウスを受け入れることが出来ました。
小説に描かれているような、ずんぐりむっくりな男では決してなかったですが。
上手く言葉では言い表せないのですが、クラウスの屈折した内面がピリピリと伝わってきて。その屈折の仕方は、もちろんユーリでもなければヴァリエでもサイモンでもムトーでもなくて。今までに見たことのない芳樹さんでした。
何か、小説を読んだとき、クラウスの魅力が全然分からなかったのですが、芳樹さんが演じて初めて彼の内面の葛藤が判ったような気がしました。マルガレーテのこと、愛してたんだなぁって。
でもやっぱり、クラウスはもっと醜い男の方が、クラウスらしいかな。


三上マルガレーテは、疑いようも無く女性でした。
ただ、もう少し芯が強いというか、強情な部分があると、もっとイメージどおりのマルガレーテだったなと思いました。
でもあれだけの女性らしさを見せ付けられてしまうと、もうマイッタ!としか言えなくて。すっごくキレイでした。


役者さんの演技は、(ライフの演技を見慣れてるからっていうのもあるかもしれないけど)総じて魅力的だったと思います。
割愛してすいません。


ただ、原作に思い入れがあって、なおかつずーっと想い焦がれてた舞台だっただけに、もう少し原作の雰囲気が生かされていると良かったのになぁと少し残念でした。
原作って、もっとドイツの神話とか昔話、夢物語がちりばめられてて、歌や音楽がもっともっと効果的に使われてて、怪しくて妖艶な雰囲気が漂ってて、マルガレーテの意識がフワフワと漂いながらよく意味の分からない部分があちこちにあるような、そんな世界だったような。
せっかく歌や音楽が生で生かせる「舞台」というツールなので、もっとそこにこだわって欲しかったなぁ。。ジュピター使うんじゃなく…。


今度は、ラインゴールド観てきます。
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