寒いけれど今日は少しホラーな内容で。

学校の近くに、急な坂があります。
カーブになっていて、とても見通しの悪い坂道です。
今日もバイトがあったのですが、そのバイト先は私の学校の隣の駅が最寄り駅で、とても近くなのです。歩いてもいけるのですが、わざわざ私は電車で行ってます。なぜなら、その坂を通りたくないからです。
ただ、坂道が嫌いだから、という理由だけではないのです。

これは、10日ほど前の話。

先日の日記にも少し書きましたが、飲み会が終わって終電もなくなり「さあこれからどうするかー！」とテンションが高かった私たち。
とりあえず寒かったので、学校の駅の隣の駅近くに住んでいる先輩の家に行こう、ということになり、先輩とともに8人ほどで歩いていたのです。
そして、その坂道に差し掛かったとき、一緒に歩いていた同級生の女の子が急に「何かイヤだ」と言い出しました。
全くわけの分からなかった私は「え？」と思い、彼女の方を見ると、確かに何だか具合の悪い様子。
どうやら彼女は、「見えないけれども感じる」体質らしく、坂に差し掛かったとたんに、気持ち悪そうにただただ足早に進もうとしだしました。
すると、一緒にいた先輩も「あ、やっぱり分かる？俺も前からイヤだったんだよねー」と言い出し、何も分からない私たちは逆に恐怖で、無駄にテンションの高いままカラ元気でその坂を下り終えました。

そして今日。
バイトで一緒になった人と話していると、話はふと、今日どういう風にバイト先に来たかという方向に向きました。
ほとんどの人が最寄り駅から来ていたのですが、一人だけうちの大学の駅から歩いてきたという人がいて、話を聞いてみるとどうやらその坂を歩いてきたというのです。
「大丈夫でしたか？」と聞くと、彼女は何も分からなかったようですが、大きなお世話だとは思いつつも私が先日のそのエピソードを話すと、どうやらその坂は小説の中にも出てくる有名な坂らしいのです。

彼女の話が気になって、今その坂の名前を検索してみると（その坂の名前も名前で、何だか気持ちの悪い名前なのですが）まさしく有名推理作家が舞台にしていた坂でした。
本当かどうかは分かりませんが、昔野戦病院があったというような、よくある話も検索したら出てきました。
行動範囲内にこのような場所があるのは、何だかあまり気持ちの良いものではありませんね。
･･･先輩はよくこの道を通って登下校できるな･･･。

と、ちょっとだけホラーな内容を書いてみたわけですが、結局はこの話を自分の中だけに留めておきたくなかったからです（笑）いや、一人暮らしって意外と怖い。
で、こんなことを書いている間に非常に眠くなってきたわけですが、今から頑張って少しフランス語をしようと思います。
結局、一分もしていないので、さすがにやばい。