忍者ブログ
2025'06.20.Fri.01.06
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008'04.07.Mon.23.47
先日、劇団亜細亜象演劇卸売市場の『みんなの目の黒いうちは』を観てきました。

テンポのいい台詞回しと、信頼できる演技、そしてホロリと泣けるストーリーで、楽しめました。
何と言っても、俳優人の演技の上手さには、「すごいなー」と思わされました。特に、沓掛役の方。
あの喋り方や動作は、演技?それとも、地?

集団自殺するために集まった6人が、自殺をするだのやめるだのと言い合う、心理戦なのですが、最後にはきっちりと謎解きもされ、何だかんだでめでたしめでたしとなるストーリーでした。

ストーリーの無理やり感、安易な感じは否めませんでしたが、それでも、いつのまにか涙をホロリと引き出されてしまったことから考えるに、それだけ演技で魅せていたということでしょうか。
最初は、皆、正直良く分からない個性の強すぎるキャラ設定で、統一感がなく、「まとまりがないなぁ」と思いながら観ていました。
でも、観ていくうちに、どんどんと一つの舞台に仕上がっていって、その感覚がすごく気持ちよかったです。

残念なのは、桂川という人物が少し浮いていてしまったこと。
彼だけ、自殺に至るピンと来るエピソードがなく、どうして自殺したいのか良く分からなかった。
そして、考えや気持ちが変わりやすく、どうして自殺をやめたのかも良く分からなかった。
ケロッと自分の考えを変えて、「じゃあ、一緒にゴキブリ食べてください」なんて、あまりに軽すぎたんじゃないでしょうか。

パンフに書いてあったのですが、この話は、題材から書き始めたんだそうで。
何ともありきたりな設定だけど、役者の各々が個性が強かったおかげで、何とか成り立っていたような気がしました。
確かに隠されていた謎は面白かったけれど、途中ですぐに分かってしまって、謎解きを売りにする舞台ではなかった。
役者間での台詞の掛け合い、間合いのテンポ、それが心地よくてすごく見入ってしまって、思わずホロリと来たけれども、パンフに書いてあるように、2500円くらいの価値があるかは…どうなんでしょう??
1時間半の舞台、観客を拘束している時間は、自給に換算すると結構高いんですよね。


でもまぁ…私はタダで見たので、偉そうなことは書けない立場(笑)
むしろ、タダで見たと思えば、とても素晴らしい1時間半でした。

そうそう、女優陣が皆さんキレイでした。これは特筆しておかねば。
久しぶりに、おーこの人きれいだなーと純粋に思えた女優さんがいました。こういうのって、何か嬉しい。
普段、男ばかりの劇団を見てるからでしょうか(笑)
PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[407] [406] [405] [404] [403] [402] [401] [400] [399] [398] [397
«  BackHOME : Next »
プロフィール
HN:
さおり
HP:
性別:
女性
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
アクセス解析

Powered by Ninja.blog * TemplateDesign by TMP

忍者ブログ[PR]